チンチラの飲料水は水道水など、フレッシュで清潔な水を与えるのが基本ですが、さらにチンチラに適した飲料水も市販されているようです。
また、チンチラの状況よっては、水分補給のしやすさや体調管理という意味で水とは別に特別に飲み物を与える場合があります。
チンチラ用の水
チンチラ用の水としてペットボトル入りの飲料水がショップで購入できる場合があります。
価格が水道水などよりもはるかに高価ですが、チンチラの体内組成にあわせた吸収の良い成分や、ミネラル分が配合されているものが多いようです。
商品によっては、普通の水にくらべて腐敗しにくいといった特徴や、体調のバランスを改善する効果がうたわれているものもあるようです。
実際に使用されている飼い主も、毎日あげても特に問題もなく、安全ではなかろうかといった意見がみられますし、特にベビーチンチラ、虚弱なチンチラの飲水として利用しても良いでしょう。
何かあった時に備えて備蓄しておくのも良いでしょう。
便利なペットボトル入りなので、開封しなければ長期間保存も可能です。
チンチラも飼育されるようになると、アレルギーの心配がでてきたり、ストレスなどで、いろいろな病気にかかるものです。
できるだけストレスを軽減する目的で、こういったチンチラ専用の飲水を与えるのも良いでしょう。
チンチラは仲間とよくケンカもします。
こういった場合も思わぬ怪我をしやすい動物です。
怪我の治療では、患部を洗って、治療を施さないと化膿したりもします。
そのような場合でもこういった水があれば、便利でしょう。
チンチラは消化器系が複雑なので、ちょっとしたエサの種類の変化や水の変化がストレスにつながるものです。
水道水でも心配という場合には、品質の変わらないチンチラ専用の水を利用するとより安心ですね。
また、チンチラが出産した場合には母親は迅速に栄養補給をおこなって出産で失った体力を回復しなくてはなりません。
母親が早く体力を回復しないと、ベビーの世話など、出産後の大事な活動にも支障が出やすいものです。
そこで、出産後の母親にはクランベリージュースを与える場合があります。
水分補給とビタミンの補給を兼ねた飲み物と言えるでしょう。
また、新しいベビーで大切な事は、しっかり母親のミルクを飲んでいるかどうかといった事です。
ベビーの授乳は母親の健康とベビーの健康の二つがあってはじめてベストな状態になりますから、一匹のチンチラを管理する以上に細心の注意が必要です。
何らかの事情でベビーがうまくミルクを飲んでいないようであれば、人工哺乳の必要があります。
チンチラの人工哺乳では、チンチラ用のミルクがベストですが、手に入らない場合には小型動物用のミルクで代用できます。
ビタミンDが大切なので、成分を確認して与えるようにします。
ミルクを与える場合には、無理な与え方をしないことです。
ミルクはベビーが吸い付いて飲むので普通は飲める程度の量だけ飲むものです。
人工授乳では、飲めない場合、口からあふれて気管に入ってしまう危険性があります。
特に赤ちゃんチンチラは肺炎になりやすく、気管に異物が入ってしまうだけで命とりになる場合もありますので注意しましょう。
ベビーがミルクをうまく飲めない原因のひとつはミルクの温度が合わない場合です。
そこで、冷たいものではなく、程よく暖めたミルクをあたえるとうまく飲んでくれる場合が多いようです。
もしベビーがむせてしまった時は、逆さにしてそれ以上ミルクが肺の中に流れ込むのを防ぐなど応急処置をします。
その後、呼吸音を聞いてみて、ぜいぜいとしているようであれば、医師に相談する必要があります。
チンチラは暑さに弱い動物ですが、普通は冷蔵庫で冷やした水を与える程度で十分です。
ハワイの飼育者の例では、少量の氷のかけらを与えているが、特に問題も無いとのことです。
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