子犬にとっての水
子犬に対する水の与え方は基本的には成犬の場合と異なるものはありません。
水も水道水などをいつでも好きなだけ自由に飲ませてあげるのが基本です。
子犬の場合は体重のわりには水をよく飲みますが、同時に頻繁に排尿します。
これは子犬の正常な状態ですから、特に問題はありません。
まれにあまりたくさん飲ませるとどこでもおしっこが多くなるので飲み水を制限した方がよいという話をされる方もいますが、子犬の排尿が盛んなのは、十分に水分が足りている証拠で健康の証です。
水は飲みすぎても害はなく、余分な水分は尿として排出されているだけと考えてよいでしょう。
子犬の水の悩み
子犬に飲み水でよく問題になるのが、水や容器をおもちゃにして、ひっくり返してしまう場合です。
何度入れ換えてあげても、すぐに容器に足を入れたり、水をこぼしてしまうと、子犬の十分な給水ができないばかりでなく、周囲が濡れて衛生的にも問題があるものです。
このような場合にはペットボトルを利用する子犬用の給水器を設置すると良いでしょう。
柵の外部に取り付けるものであれば、水の補給も簡単になります。
子犬の場合、給水器の飲み方がわからない場合もありますので、最初のうちは水が出ることを教えてあげる必要があります。
子犬の場合、生後3ヶ月で乳歯が永久歯に生えかわります。
この時期までは、だんだん固いエサを与えて慣らす必要がありますが、噛まねばならない固いエサなどを与える場合には、水などでふやかして調節してあげるようにします。
食欲が出ない場合には薄めたミルクなどを使うこともできます。
水を飲めない子犬のために
子犬の食欲が無い場合にはミルクを与えることもできます。
子犬は離乳直後から乳糖分解酵素が減少し飲みすぎると軟便や下痢になる場合もあります。
ミルクを与えても特に異常が無い場合(犬の体質にもよる)は継続して与えても問題ないようです。
子犬の時期は、水の与え方がその後の飲み水の習慣にもつながる時期なので、できれば、いろいろな種類を与えるより、水道水に慣らしていくと都合が良いでしょう。
子犬のケアという観点から、衰弱時、体力を消耗した場合には、水分補給と栄養補給を兼ねて、薄めたミルク、ポカリスェット、砂糖水などを与えるのも良いようです。
ブリーダのところから移送してはじめて迎える場合には、普通の水のかわりにこういったものを与えるほうが、ストレス防止になるようです。
ただし暑い時期の散歩のあとなどに、暑いからといって冷やした水や氷を与えるのは、子犬の抵抗力の発達を阻害するので、普通の水を与えることが大事です。
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