ジリスの水のベーシック
ジリスは野生の状態では植物質のエサを好んで食べています。
そのため本来の必要な水分の大部分をエサの水分に依存していると考えても良さそうです。
飼育時において飲水を与えるのは、栄養バランスなどを考慮した配合飼料の水分含量が少ないためで、日常のエサの水分を補う目的で飲水を与えると考えても良いでしょう。
生野菜を中心としたエサ
ジリスを飼育している飼い主の方は、配合飼料をうまく食べてくれない場合や給水ボトルから水を飲んでくれないジリスのために生野菜や果実を豊富に与えて水分量を調節している場合が多いようです。
生の野菜や果実はジリスの嗜好性にもあっているようで、食欲が無い場合でも良く食べてくれるようです。
しかし栄養バランスについて飼い主がうまくコントロールが難しく、食べ過ぎや水分過多、糖分の摂りすぎによる肥満など問題も出てくるようです。
新鮮な野菜や果実はビタミン類や繊維質も豊富に含まれジリスの本来のエサに似ているので好ましいのですが、与えすぎると本来の配合飼料を食べなくなり、特に飼育されているジリスでは肥満や影響過多による代謝障害などの問題も出ています。
ジリスはエサの選り好みが強いようで、好きなものは満腹になっても食べ続けるといった場合もありますし、新鮮な野菜・果実では水分量や糖分などもつい摂りすぎてしまうおそれもあることを理解して置きましょう。
ジリスは季節によっても食べ物の嗜好が変わるようで、春先ならキャベツ、小松菜、にんじん、りんごを好んで食べますが秋口になるとサツマイモや穀類が好みとなるようです。
補助的に鶏のささ身や昆虫(コオロギ)なども与えていますが、毎日栄養バランスを考えて新鮮なエサばかりを与えるのも大変ですから、新鮮なエサは補助として、できれば配合飼料と給水ボトルからの飲水補給をメインに持って行くほうが良いでしょう。
動物質のエサの場合には水分量が意外と少ない場合もあります。
タンパク質の不足などが心配な場合には豆腐を利用することも可能です。
野菜類を与える場合の注意点
人間が食べる野菜であってもジリスには害のある種類もありますので与えないでください。
一般にタマネギやニラ、ニンニクといったネギ類はジリスの血液を壊す成分が含まれています。
アクの強いゴボウなども与えてはいけません。
バラ科の果実の種子には有毒成分が含まれています。
その他生のサツマイモなどもすぐに有毒なカビが来ますので注意してください。
基本的に生の野菜類は食べ終わるのを見届けて、すぐに撤去する方が安全です。
野菜を与える場合であっても低カロリー、高タンパク質、繊維質といったバランスを十分に考えてあげてください。
野菜類を食べた後は飲水はあまり飲まない場合も多いのですが、水を飲む、飲まないに関わらず、いつも新鮮な水を準備しておくようにしましょう。
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