ジリスの水換えの基本
ジリスは基本的にに昼行性の動物なので、水換えやエサその他清掃などは、彼らの活動が始まる早朝などが適しています。
毎日の水の世話
水は水道水でも問題なく、いつも新鮮で十分に飲めるように与えます。
水が汚れにくいという面から給水ボトルを設置するのが良いでしょう。
給水ボトルも内側の汚れは洗いにくいので、実際は交換時によく内部を洗います。
一見きれいに見えても、ぬるぬるした汚れがつきやすいので熱湯で消毒するなどの方が手間が省ける場合があります。
汚れが残っていると給水ボトルから水漏れが起ったりしますので、専用のブラシを使って良く洗ってください。
特にジリスと接する部分である給水口は丹念に洗ってあげてください。
ジリスは活発で歯も丈夫です。
給水ボトルは頑丈なものを準備しましょう。
毎日交換、洗浄するものですから予備として同じものを買い置きしておくと良いでしょう。
水の世話の注意点
ジリスは季節的に突然凶暴になって飼い主にも噛み付く場合があります。
これは発情期でプレーリードッグやジリスでは12~3月に多い事故です。
毎日の水交換や世話でも特にこの時期は暴れる個体が多いので注意しましょう。
世話は短時間でてきぱきとこなし、できるだけケージには近づかずそっとしておく方が良いでしょう。
この時期は複数飼育をする場合でも、相性のよい個体同士にしないと、激しいケンカをする可能性があるため注意が必要となります。
飼育下のジリスはミネラルが不足しがちになるので塩土などをケージに入れて置きます。
塩土を摂取すると喉が渇くので、できれば給水器の側に置いておくと良いでしょう。
ジリスに与えてはいけない野菜や食品がかなりあります。
その中で飲み物と言えば市販のジュース類やコーヒー、お茶、紅茶、ココア、ミルク、ヨーグルトなどがあります。
お茶などにはカフェイン、メチールキサンチンという中毒物質が含まれています。
またカカオ由来の飲み物も中毒します。
乳製品は乳糖が分解できず消化障害がおこります。
その他人間用の飲み物には添加物や糖類が多く含まれていますので、ジリスが欲しがってもあげてはいけません。
ジリスは比較的温度差の少ない地下の生活が主です。
そのため急激な温度変化がおこると飲水を十分に飲めなくなる場合があります。
また、夏の暑さはかなりのストレスになるのでできれば頻繁に水を交換し、蛇口から出た少し冷たいぐらいの水を補給してあげると良いでしょう。
時期的に水の鮮度もすぐに悪くなりますので、水換えは頻繁に行ってあげると喉が渇いているジリスは待ってましたとばかり寄ってきます。
その他水の与え方のコツ
ジリスの水管理は、水交換だけではありません。
常にケージ内に新鮮な空気が通る風通しとともに湿度も乾燥気味にしてあげた方が良いようです。
濡れた床材や体は衛生的に問題も多く、感染症の原因となります。
ジリスは特有のウイルス呼吸器障害が多い(風邪のような症状)のですが、この場合も多湿によって起りやすくなると考えられています。
妊娠中の水管理
妊娠中や授乳中の母親ジリスの場合には赤ちゃんのためにミルクを与える必要があるので、普段以上に水分を多めに与えて不足しないようにします。
栄養価の面からカルシウムやビタミンも豊富に与える必要もあるので、飲水にビタミンやカルシウムを添加してあげる場合もあります。
この時期に限りプレーンヨーグルトなども与える場合もあるようです。
授乳期になりますと母子共にペレットなどを食べやすく水分も補給できるように水でふやかしたものを用意する事も必要です。
ベビーが母親を真似て軟らかいエサを食べるようになり離乳期が順調に訪れます。
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