リスはペットショップなどで販売されているものは、子リスが多く生後1ヶ月程度の個体が一般的です。
十分な成長に至っていないので健康維持が難しく日常管理も注意が必要です。
しかしリスは慣れにくいといわれますが、子リスから育てあげると、かなりなついてくれるようです。
子リスの水分補給
この時期のリスは離乳も完全に終わっていないものが多く、いきなり普通のエサや水分の多い野菜や果実を与えてしまうとすぐに下痢になります。
多くの小動物と同じように子リスの下痢は命にかかわる場合もあります。
牛乳なども下痢になりますので、ペット用ミルクを与えます。
ペット用ミルクは粉末タイプがありますので、水分補給と栄養補給を同時に考えて、適当に水を加えて与えるとよいでしょう。
家庭に迎えた時も、ストレスを考慮して、消化の負担のあるエサはひとまず与えず、水か、薄めたペット用ミルクを与えてしばらく落ち着くまで様子を見ましょう。
水を与えるタイミング
リスは大変ストレスに弱い動物です。
慣れないうちは、飼い主の日常の世話であっても、かなりショックを受けます。
場合によってはパニック状態になり、自分から大暴れして骨折などの怪我をする場合もあります。
エサや飲み水の交換は1日2回程度、リスの起きている昼間に行いますが、夜間や早朝の起床直後は、できるだけケージには近づかず、ストレスを与えないように注意します。
水を交換する場合には、リスの健康状態もチェックします。
おしりが濡れていないか、鼻水が出ていないかといった異常をチェックすることで、体調不良による脱水症状や、湿気が多く衛生環境が悪化していることなど、リスの体や周囲の環境の異常を知ることができます。
暑さ対策と水
暑い季節は、リスも大変辛い季節で、日射や高温ですぐに熱射病や夏ばてをおこします。
風通しのよい環境作りとともに、新鮮な水が十分に飲めるようにしておかなくてはなりません。
暑さでかなりストレスがあるようなら、ペットボトルの水を凍らしてケージ内に置くといった方法もあります。
また水分補給と気化熱を利用し、水を湿らしたタオルを入れておく場合もあります。
リスが高温やその他の理由で衰弱している場合は、まず獣医さんに相談する必要がありますが、その前に、応急処置として飲み水に総合ビタミン剤やブドウ糖を加え飲ませることがあります。
病院への搬送などは、ケージ内に水を置くとこぼれて衛生環境を悪化させるので、水は与えません。
衰弱したリスには急激な温度変化は肺炎などを併発する要因となります。
またできるだけ体温を下げないような工夫も必要です。
人間には寒くなくても、リスの体温は人間より高いので、手で暖めてあげるつもりで持つとリスには冷たく感じることにも注意しましょう。
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