リスを飼育する場合に、実際に飼育されている方が持つ悩みの中で、リスの水管理にまつわる疑問点について整理してみましょう。
リスの脱走
リスを飼う場合に毎日の世話は欠かせません。
水やエサの交換のほかに、ケージのクリーニングも定期的に行う必要があります。
そのためリスのケージを開けて世話を行う必要がありますが、その際動きの速いリスが脱走する場合が多いといえます。
一度ケージの外に脱走すると捕まえるのは容易ではありません。
あわてて無理に捕まえようとすると誤って尻尾がちぎれてしまったり、骨折や内臓圧迫による事故も多いといわれます。
リスによっては、飼い主が世話をしてくれるのを理解して、終わるまで大人しく待っている話もあるようですが、日によって気分によって逃げ出す場合もあるようなので、リスはこういったしつけが難しい動物と考えて良いでしょう。
リスの脱走を防ぐためには、できるだけ世話の時にリスを驚かさないように行うことです。
小さい頃からエサを与えるときに手乗りの習慣を憶えてもらうと、手でそっと捕まえて別のケージで待ってもらう事もできるようです。
リスが逃げた場合には、大き目のタオルなどで上からそっと広げてかぶせてあげると容易に捕まえることができるようです。
給水器の破損
リスに水を与える場合に給水に便利な給水ボトルを利用されている方が多いようです。
しかしリスの場合には給水ボトルの破損などの悩みが多いのも事実でしょう。
給水ボトル自体はリス専用のものばかりでなく、その他の小動物用など兼用できるタイプのものが販売されていますが、リスは活発なので、給水器を齧ったり、蹴飛ばしたり、抱きついたり、揺らしてみたりとにかく給水器の耐久性を縮める場合が多いようです。
給水器の水の出が少しでも不満があると吸水口を噛んだり揺すったりするのもリスならではの仕方の無い事でもありますが、給水器の破損も心配ですが、リスの怪我も心配になります。
こういった給水器の問題は、様子を見ながらセッティングを工夫してみる必要があるでしょう。
給水器のボトルがケージの外部にセッティングできるようなものであれば、水の交換時の逃亡の心配や破損などのトラブルも軽減できるでしょう。
しっかり固定してバタガタと動かないものにはリスもあまり興味を示さないようですから、ゴムバンドなどでしっかり固定するなど、対策を考えてみる必要もあるでしょう。
リスに与える飲み物
リスに与える水のほかに飲み物を与えたいという飼い主の場合、人間と同様に美味しいものを飲ませたいという気持ちと、リスの健康を考えてより良い飲み物を与えたいという気持ちの両方があると思われます。
しかし、飲料水はエサだけでは不足するリスの必要な水分を補給する目的なので、水道水をメインとして与えるだけで良いでしょう。
体調不良などで、緊急処置として水分補給と栄養補給を同時に行う場合には、水に栄養素を添加したり吸収の良いアイソトニックドリンクなどを与えることもありますが、あくまで緊急時のみと考えた方が良いでしょう。
自力で飲む力が無くなったリスに対してはスポイトなどで人工的に与える処置もあります。
こういった場合には、飲み物が気管などに流れ込まないような細心の注意が必要です。
緊急時の水分補給については、専門の獣医さんに相談する必要があるでしょう。
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