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ペットの飲み水

ウサギと水

ウサギの水の意味

ウサギにとって水とはどのようなものなのでしょう。

一般にウサギには水を与えると良くないと言われることもあります。

しかしウサギも普通の動物と全く同じで、水が無くては死んでしまいます。

しかし、水の管理が他の飼育動物と少し異なる点がありますので、同じように水分を与えると体調を壊しやすい動物とも言えそうです。

ウサギは草食動物で、草食動物特有の性質があります。

その代表的な特徴が、体調が悪くてもあまり表面に現さないという性質です。

自然界では、被捕食動物として生きてきたウサギは、体調が悪くなると即捕食者の餌食となります。

そこで本当に重症で動けなくなるまで、表面上は活発に行動するような本能があるようです。

ウサギは草食動物のため、水分代謝が他の肉食動物などと異なり、主に食物から水分を吸収できる体質となっています。

また、体内の食物の消化も腸内細菌による分解によって栄養吸収されます。

このように体内の消化系が複雑なため、一度バランスを失ってしまうと回復を待たずに命を失ってしまう場合が多いのです。

ウサギのエサを急に変えてはいけないというアドバイスや、濡れたエサはあげてはいけないというのも、このようなウサギ特有のデリケートな消化系のしくみによるところが多いと思われます。

ウサギの水の考え方

エサの水分によって消化器系のバランスを崩しやすいというウサギですが、水が必要でないかというと、これは間違いです。

むしろエサによる水分調節が難しいだけに、飲み水はしっかり与えなくては基本的な代謝が困難になると考えた方が良いでしょう。

子ウサギと水

一般に、成長したウサギより子ウサギの方が病気になりやすい、弱いというのは当然のようですが、これはペットショップで売られているウサギの多くが子ウサギであり、購入してからすぐに体調を崩して死んでしまうことが多いからそのように思われているようです。

このようなトラブルの場合にも最も多いのが下痢によるもので、子ウサギで下痢を発症すると死につながることも多いといえます。

しかし、ウサギは子でも親でも、基本的にストレスがあると体内の消化器系のバランスを崩し易い動物であり、病気に対する抵抗力は、他のウサギの糞から得る(食糞)ことが知られています。

ペットショップでは、こういった本来の生態を無視した販売も多く、たまたま良く売れる子ウサギの感染症抵抗力も弱いことから、ウサギは難しいと思われている傾向があるようです。

出産からきちんと親の管理に任せ、約2ヶ月程度は親と生活させなくては、丈夫なウサギにはならないというのが、最近では常識となっています。


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