リチャードソンジリスの水の与え方
リチャードソンジリスはジリスの中でも北米を原産とするジリスの仲間で、外見からミニプレーリードッグと呼ばれる場合もあるようです。
自然では草原に穴を掘って生活しています。
人間が開拓を行って森林伐採を行った事により一時期大繁殖をして害獣とみなされていた事もありますが、それだけ原産地ではごく普通に見られる野生動物です。
主にイネ科の雑草を主食としており、コロニーなどをつくってかなり社会性のある生活をしています。
ジリス属の中ではめずらしく頬袋があります。
また本来冬眠を行う習性があるようです。
日本では飼育の歴史が浅く、プレーリードッグよりも小型で飼いやすいことから人気が出てきていますが、まだ飼育情報が少ないというのが実情です。
基本的な水の与え方
本来草原の動物なので牧草や麦系のカロリーの低いものを主食として与え、床材も常に牧草を主体として飼育します。
種子、果物、チーズ等も好んで食べます。
ジリス属の中でも肥りやすいほうですので、他の動物の飼料で代用するとカロリーオーバーで悩む飼い主さんも多く、食べ過ぎに注意しバランスよく与える事が良いでしょう。
水分は十分に与えましょう。
新鮮な生野菜や果実などから水分を取らせる人も多いようですが、生野菜や果物、ふやかした配合飼料は食べやすく牧草とは異なり糖分や炭水化物も多いので肥満や糖尿病の心配が出てきます。
水を飲まず水分摂取があまり少ないと膀胱炎などにも繋がるようです。
水を与える時の基本は新鮮なものを十分に好きなだけ飲めるように給水ボトルなどを準備して与えます。
給水ボトルは慣れない個体もいて飲み方がわからずに使えない場合には床置き式の水入れも併用します。
床置き式は頻繁に水交換が必要ですしケージ内の湿度環境が悪化しやすいので注意が必要です。
給水ボトルは水の交換が楽ですが、やはり洗浄する場合には床置き式のものより洗いにくい欠点や故障があります。
給水ボトルを設置しようと考えている場合はジリスを購入したペットショップで使われているものと同じものを用意すると飲み方などに慣れているのでうまくいくようです。
水換えのタイミング
リチャードソンジリスは性格も活発で好奇心が強い習性があります。
また昼行性なので人間の生活と同じリズムで考えてあげると良いでしょう。
水は給水ボトルであれば1日1回程度、朝か夕方に水道水を補給してあげると良いでしょう。
その時にエサの交換やケージの掃除などもおこなってげると良いのです。
リチャードソンジリスは人によく慣れる個体と全く慣れない個体がはっきり分かれます。
慣れる個体は水の世話の時にもスキンシップや声をかけてあげるといったコミュニケーションが可能です。
リチャードソンジリスは気温が低くなると冬眠する場合がありますが、飼育下では冬眠管理が難しくなるので冬でも最低20℃を下まわらない通常の管理がお奨めです。
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