うさぎの飲み水の与え方|水道水・水皿とボトル・飲まないとき
「うさぎに水を飲ませるとよくない」と聞いて、飲み水を置くべきか迷っていませんか。うさぎにも水は必要です。
新鮮な水をいつでも飲めるようにし、水皿やボトルがその子にとって使いやすいかを確かめましょう。
水道水の選び方から、飲み方が変わったときに見る点まで、毎日の世話に沿って紹介します。
うさぎにも飲み水が必要。いつでも飲めるようにする
うさぎに水を与えると死ぬ、という話は誤解です。食べ物からも水分は取れますが、それだけを当てにせず、飲み水をいつでも用意してください。
日本愛玩動物協会の飼育資料でも、新鮮な水を毎日与え、いつでも飲めるようにしておくことが勧められています。
昔の飼育の話を聞くと、水を置かなくてもよいように思えるかもしれません。
ただ、今そばにいるうさぎが、皿やボトルから水を飲めているかを確かめるほうが大切です。
朝の食事を用意するときや夜にケージを見るとき、水が残っているか、飲み口が使えるかを一緒に見てみましょう。
水道水でよい?普段は新鮮な水を選ぶ
日本の水道水は、普段の飲み水の選択肢です。環境省が示す水質基準に適合するよう供給されています。
日本動物医療センターも、うさぎに水道水を与えることは一般に問題ないと説明しています。「カルキがあるから水道水は危険」と決めつける必要はありません。
水道水のにおいや成分が気になるなら、浄水した水を使う方法もあります。家族の水と一緒に用意できる浄水型ウォーターサーバーも選択肢です。
水道水でも浄水でも、うさぎの水は毎日新しくし、器を洗いましょう。
市販のミネラルウォーターは製品ごとに成分が異なります。
持病がある、または食事や水の成分について獣医師から指示を受けている場合は、自己判断で切り替えず相談してください。
毎日の給水には、まず水を用意します。牛乳やジュース、甘い「ペット用ドリンク」を、水の代わりに置いておく必要はありません。
体調不良のときに別の飲み物を使いたい場合は、うさぎを診られる獣医師に尋ねましょう。
水皿とボトルは、うさぎが飲めて手入れできる方を選ぶ

水皿と給水ボトルには、それぞれ気を付けたい点があります。どちらか一方を一律に正解とせず、実際に飲んでいる様子と毎日の手入れのしやすさで選びましょう。
水皿は倒れにくさと汚れ、ボトルは飲み口から水が出るかを見ます。
うさぎを診る動物病院の飼育案内でも、その子に合った皿やボトルで新鮮な水を与え、ボトルでうまく飲めないときは器の併用を勧めています。
水皿は倒れにくさと汚れやすさを見る
皿から飲む様子を見られるなら、安定した重さのある器を、ひっくり返しにくい場所へ置きます。牧草や床材が入り、水が汚れていないかも見てください。
飲むたびに周囲が濡れる、器を倒してしまうときは、置き場所や器の形を見直しましょう。
ボトルは飲み口から水が出るか毎日確かめる
ボトルには水が残っていても、飲み口が詰まっていれば飲めません。水を替えた後に先端を押し、水が出るか確かめます。
うさぎが無理な姿勢にならない高さに付け、飲んでいるところも一度見ておきましょう。
飲めているか分からないときは、水皿を併用して様子を見る方法があります。
新しい器へ替えるときは、以前の器をすぐ片付けず、両方から飲める状態で様子を見ると安心です。
水が減ったことだけで判断せず、皿のこぼれやボトルの漏れも確かめてください。
水は毎日取り替え、容器も洗う

水を替える・器と飲み口を洗う・床の濡れを見る。
水は少なくとも毎日取り替え、皿やボトルを洗います。ボトルは本体だけでなく、飲み口も製品の説明に沿って手入れしてください。
水が十分残っていても、汚れていたら取り替えます。
皿を倒したりボトルが漏れたりすると、床材が濡れて水が飲めなくなることもあります。水を替えるときに、器の周りと床もひと目見ておきましょう。
留守にする前にも、水量に加えて、皿が安定しているか、ボトルから水が出るかを確かめておくとよいでしょう。
飲まない・急に多く飲むときは、食欲や排せつも見る

普段と飲み方が違うときは、まず水を飲める状態かを調べます。そのうえで、食事や便、尿、元気の変化を一緒に見てください。
食事に含まれる水分や気温などで飲む量は変わり得るため、数字だけで病気とは決められません。
急な変化が続くなら、体調を確かめるきっかけにしましょう。
まず水切れ・詰まり・器の変化を確かめる
飲んでいないように見えたら、皿の水がこぼれていないか、ボトルの先から水が出るか、設置場所や高さを変えていないかを確認します。
水を用意し直した後、飲む様子と食欲・便の状態を見てください。
反対に、いつもより多く飲むときは、注いだ量と残った量、こぼれや漏れ、尿の様子を記録すると、相談時に伝えやすくなります。
水を減らして調整しようとせず、自由に飲める状態を保ちましょう。
食べない、便が減る、元気がないなら早めに相談する
飲み方の変化に加えて、食べない、便が少ない・出ない、元気がないといった様子があれば、うさぎを診られる動物病院へ早めに連絡してください。
うさぎを診る動物病院も、食欲がなく便が出ない場合は早めの受診が必要と案内しています。
「何時間なら待てる」と一律に考えず、普段との違いを伝えて相談することが大切です。
飲めないからと口へ無理に水を流し込むことはせず、受診先の指示を聞いてください。
使っている器、最後に飲んだ様子、食事・便・尿の変化をメモしておくと役立ちます。
子うさぎは飲める環境と体調をとくに見守る
子うさぎを迎えたら、これまでどの器で飲んでいたかを迎え元に聞き、同じ方法で水を飲めるようにしておきましょう。
小さな体に合わない高さのボトルを付けただけでは、飲み口に届いていないことがあります。水が出ることと、実際に飲む様子を確かめてください。
離乳前や、まだ自分で水を飲めているか判断しにくい時期は、月齢だけを頼りに給水や食事を変えず、迎え元やうさぎを診られる獣医師に相談しましょう。
食欲や便、元気に変化がある場合も早めに連絡してください。
人工哺育や口から水を飲ませる方法を、一般的な記事の手順だけで試す場面ではありません。
うさぎの水は、飲める状態と清潔さを毎日確かめよう
うさぎには、いつでも飲める新鮮な水を用意します。
水道水か浄水かに迷ったときも、まずはその子が皿やボトルから飲めているか、水と器を清潔に保てているかを見てください。
今日の水替えでは、飲み口や皿の周りまで確かめてみましょう。
いつもと飲み方が違い、食欲・便・元気にも変化があれば、記録を持ってうさぎを診られる動物病院に相談してください。