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ペットの飲み水

犬の水の飲みかたと健康

愛犬の飲みかた知ってますか

皆さんは飼っていらっしゃるワンちゃんがどのように水を飲んでいるのかご存じでしょうか。

水なら毎日ちゃんとあげている、飲んでいる姿も知っている、なのに他に何か?っていう方も、どうやって水を飲み込んでいるのか犬の口の中までは、よく知らないという方も多いのではないでしょうか。

犬は水を飲む時、舌でなめあげてすくって飲むと思われていたのですが、実際は“舌を後ろに曲げながら水面に入れて出来た水塊を口で受ける”のだそうです。

犬は人間のように口にものを頬張るしくみがないため、このような飲み方になってしまうといわれます。

飼い主でも知っているようで、知らないことはまだまだいろいろありそうですね。

犬の飲みかたからわかること

ところで、愛犬の飲み水の飲み方をよく観察することは、実は愛犬の健康管理のためにもとても大切なことなのです。

水の飲み方や量の異変の中でも、よく水ばかり飲むようになったという場合が多いようです。

一般に通常の犬の飲水量は体重1kgあたり50ml程度とされています。

飲み方では気づかない場合でも、よく尿をすることから異変に気づく場合も多いとされます。

水をよく飲む(多飲)の場合、以下のような病気のおそれがあります。

症状1 多飲とともに尿が臭い、口臭が強い場合
・糸球体腎炎、腎盂腎炎

症状2 食欲はあるが多飲となり痩せてくる
・糖尿病、副腎皮質機能亢進症(クッシング病)、副腎皮質機能低下症(アジソン病)、甲状腺機能低下症、尿崩症

症状3 多飲に加え嘔吐、吐き気が見られる
・腎不全、子宮蓄膿症、糖尿病、糸球体腎炎、腎盂腎炎

症状4 その他、多飲で考えられる問題
・毒物中毒、尿失禁、先天性尿路異常、泌尿器系異常、ホルモンバランス異常

飲みかたが不自然なときは

犬は、暑いときや塩分の多いエサを与えた時にも多飲となりますが、胃腸などが障害を受けている場合にも水を多く飲みます。

何か苦しそうに水ばかり飲む時は、体に異変がないかどうか、専門医に相談する必要があります。

特に吐き気を伴った多飲では、毒物などを体外に吐き出したいためであり、緊急の対策を要します。

犬のホルモン異常の代表的な例はクッシング病です。

この病気は副腎から過剰な副腎皮質ホルモンが分泌され、多飲多尿になり、脱毛したり動作が緩慢になったりします。

体は次第に痩せてきます。

主にダックスフンド、ポメラニアン、プードルに多くみられ、特に中高齢犬が発症しやすいといわれています。

クッシング病は予防法などがよくわかっていない病気のため、早期発見と治療が必要です。

毎日の飲み水の変化から、このような病気の発見にもつなげていきたいものです。


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