menu

ペットの飲み水

ネコの健康と水

ネコの水の飲みかた

ネコにとって水を飲むことは、体の水分を保ち正常な体の機能を維持する大切な意味を持っています。

しかし、もともとネコの祖先は乾燥地帯に住んでいたと考えられ、ネコの体のつくりも乾燥地帯に適応した、少ない飲水量で生活できるという特徴があります。

このためネコが大量に水を飲まなければならない状況は、体の異変という場合を考えた方が良いようです。

多飲

ネコが大量の水(多飲)を欲しがる場合は、気候が暑い場合や塩辛いエサの後など、通常でも見られる場合もありますが、特に原因も無く水を多飲している場合には、以下の病気の症状の可能性があります。

塩辛いエサは、主に人間用の加工食品と考えてよく、ソーセージ、ハム、チクワ、カマボコといった食品です。

人間用のスープ類もネコにとって高塩分となります。

塩分が強いと喉が渇くだけでなく、心臓や腎臓に負担を与えています。

急性胃腸炎、胃・十二指腸の潰瘍、腎不全、糖尿病、猫ウイルス感染症、猫汎白血球減少症など。

胃腸など消化器系の疾患の場合、または猫汎白血球減少症などでは、熱、嘔吐、下痢などの結果、体内水分が減少し脱水症状のため多飲になる場合があります。

また体内代謝の異常(腎不全、糖尿病)も体内調節機能がトラブルをおこし、不足する血液水分量を補うために多飲があらわれます。

このような病気が原因の多飲症状は、脱水症状の現れですから、飲み水が十分に与えられないと、大変危険な状態に移行します。

一般に肥満や運動不足のネコはこういった病気になりやすく、普段から多飲傾向のある個体が見られます。

尿路疾患

毎日与える水の成分が原因となって腎臓や泌尿器に結石などが起こる場合があります。

一般にカルシウムやマグネシウムの多い食事や水をとり続けると、ネコの体の中で結石成分が作られ易い状態となります。

一般にミネラルウォーターとして市販されているものは、カルシウムイオンやマグネシウムイオンの豊富な硬水がありますので、このような水はネコにとって好ましくありません。

結石のできやすい体質になりますと、ちょっとした水分不足や細菌の感染症があると、こういった泌尿器経路の結石が形成され、正常は排尿が阻害される場合もあります。

このような状況を防止するためにも、ネコには清潔で十分な飲料水を与える必要があります。

ネコは条件がわるいと排尿を我慢する場合があります。

飲ませるだけではなく、心地よく排尿ができるような環境作りも大切です。


ペットのお世話と掃除が楽チン!サッと除菌&消臭
ペットの為の健康的な飲み水はコレだけ!
ペットの臭い対策!消臭剤だけではダメな理由!


関連記事