ハリネズミに与える水のポイント

ハリネズミだからといって他の小動物と比べて特別に世話のかかるといった事はありません。

飼い主さんがハリネズミを選んだというのは、やはりとてもかわいいと思ったからに違いないのです。

見ているだけで癒される、仕草の全てが大好きという方にとっては、改めてハリネズミの水についての世話というのも、わかり過ぎた事ですが、念のために整理しておきましょう。

いくら可愛いからといっても、私達人間とは全く異なる動物なので、ハリネズミに合った飼育のポイントなどがありますので、確認しておきたいと思います。

水の与え方

ハリネズミはとても臆病な動物です。

多くの小動物ではある程度飼育して環境に順応して行くのが普通ですが、ハリネズミの場合にはそれがなかなか難しい場合もあるようです。

ハリネズミは環境の変化ですぐにストレスを感じます。

温度湿度といったものから、部屋の空気の臭い、外部の騒音といった色々な変化（それも極、微妙なものまで）で不調を招く場合が多いように思えます。

このような飼育環境の変化は、人間と暮らしている以上避けることは難しいのですが、ポイントは飼育に慣れてもらうのではなく、飼い主さんの方がハリネズミに慣れる必要があります。

ハリネズミは夜行性のため、昼間は静かに寝ているのが普通です。

こういったハリネズミの生活をよく考えて、水やエサ、掃除などは昼間は行わないようにしたいものです。

ケージに近づくのはハリネズミが起き始めた夕方か、活動を終えた早朝に世話をしてあげるようにしましょう。

そしてこのような世話の時間は毎日、同じ時間が大切です。

慣れにくい動物といっても、水や食事の時間はしっかり記憶しています。

そして飼い主さんの臭いを覚えてくれます。

ちょっと時間が変わっただけでも、世話をしてくれる人が違うだけでもハリネズミにとっては一大事なので、できるだけ心配させないように面倒を見てあげてください。

毎日見てあげることが一番の栄養

ハリネズミも同様、野生の動物は人間に見られるだけでもストレスを感じます。

いくら可愛いといっても、じっと見つめられるのは嫌いです。

ところが飼育されていると無視されるのもストレスになるといったら不思議でしょうか。

ハリネズミもしばらく飼育していると感じますが、やっぱり飼い主さんを覚えているようで、いつも決まった時間に飼い主さんが水を換えてくれないと元気が無くなるようなのです。

飼い主さんが世話をしてくれている時間は、ハリネズミも実は待ち遠しい時間で、この時はしっかり見つめて欲しいというのが彼らの正直な気持ちです。

この時間を作り上げる事がハリネズミとの関係でまず大事です。

この時間にハリネズミの世話と同時に健康状態やその他の異常を察知してあげる必要もあります。

この時間にはハリネズミを心を開いて何か不満があれば訴えていると考えても良いでしょう。

水を換えてもいつものように飲まないというのも、それには何か理由があるのです。

飼い主さんはこういった事も念頭にいれて世話を行う必要があるでしょう。

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