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ペットの飲み水

リスのエサと水

日常のリスの給水とエサ

リスに与える水は、水道水を与えるだけで十分です。

リスが水を飲むのは、体に必要な水分を補給するためですが、水分はエサにも含まれているので、エサだけでは補えない水分を飲み水として与えてあげなくてはいけません。

水を与える場合は水入れか給水ボトルを利用します。

オープンタイプの水入れは、リスが飛び込んだり、エサや糞尿で汚れます。

また水がリスの体を濡らしたり、ケージ内の敷き草を湿らせて健康的な問題の原因となりやすいので、給水ボトルタイプが理想的です。

ケージの外から水を補給・交換できるタイプであれば、世話の度にケージを何度も開閉する手間も省け、リスのストレスや脱走を防止できます。

通常水の交換は1日1回でも良いのですが、暑い季節はすぐに水が腐りますので、最低でも2回は交換したいところです。

エサも同様なので、エサ交換時に水も交換すると良いでしょう。

一般の飼育書ではエサを与える場合に手乗りの習慣をつけさせることをアドバイスしていますが、これはリスの水管理にも大切なことで、体が汚れたり湿った場合には、手乗りの習慣があるかないかで、手入れもやりやすくなるものです。

特別な場合の給水

日常的にリスに与える水は水道水で問題ありませんが、小動物用に健康を考慮したミネラルウォーターも販売されています。

このようなミネラルウォーターは、飼育環境下で十分に与えることのできないミネラル分やビタミンなどを配合しているものもあり、水分補給と同時にリスの体調を整える目的で与えることができます。

いろいろな新鮮なエサをバランスよく十分に与えている場合には、エサによって必要なミネラルも調達できますので、特にミネラルウォーターが必ず必要とは言えません。

ミネラルウォーターでも人間用のもの、そして硬水といわれるものは、マグネシウムやカルシウムが高く含有されており、尿路結石の要因ともなりますので、与えない方が良いでしょう。

このほかにも人間用の飲み物には、糖分や塩分、さらにリスには毒性のある成分も含まれている場合がありますので、与えてはいけません。

リスの食事療法と水

リスの代表的な病気のひとつとして、歯の不正咬合があります。

これはリスの上下の歯がうまく噛み合わないために、歯の伸び方が異常になり、口内疾患や消化不良を招くものです。

歯を手術でカットや研磨しないと健康を損なう病気です。

この病気の原因のひとつとしてエサがやわらか過ぎて歯が適当にすり減ってくれないことがあります。

そこで予防のために、できるだけ固い食べ物を与えるようにします。

固い食べ物は水分量も少ないので、水は十分に与えなくてはいけません。

また、尿路結石といって膀胱内にカルシウムなどの成分が沈着する病気があります。

結石の原因はカルシウム分の多いエサ(配合ペレットなど)の与え過ぎや水分不足などが影響しています。

予防策として水や野菜などの水分を多めに与えるようにします。

こういった病気を察知するには、飲み水の飲み具合だけでなく、リスが排尿に異常がないかという日頃の観察も必要でしょう。


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