ハムスターに与える飲み物
ハムスターは、飼育すると良く馴れ、まるで家族の一員のような感じです。
しかし、そうはいっても人間と同じような飲み物を与えると、体調をこわしたり、寿命が短くなってしまう事があるので注意が必要です。
一般にハムスターに与えて良いものは水だけです。
水にも、井戸水、湧き水、ミネラルウォーターや蒸留水、イオン交換水、浄水器を通した水などありますが、人間が普通に飲める飲料水であれば、問題ありません。
もちろん多くの方が水道水で飼育されても問題ないといわれています。
しかし、同じ水分であっても、特定の野菜や果物に含まれる水分は、取りすぎといった問題があります。
トマト、レタス、キュウリといった野菜を多く与える場合、野菜の水分が多すぎて下痢になる場合があります。
また、果物は甘いものが多く、ハムスターも大好きなのでつい与えすぎて、やはり水分過剰で下痢になるものがあります。
特別な飲み物
ハムスターには、基本的な飲料水の他に、赤ちゃん時や病気中、体力低下中に特別の水分補給をおこなう場合があります。
これはペット用のミルクや飲料水、サプリメントといったものですが、獣医さんなどによく聞いて与えるようにしたいものです。
害の有る飲み物
ハムスターの飲み物であまり勧められないもの、そして与えると危険なものは、刺激物や添加物の入った飲み物です。
御茶やコーヒー、清涼飲料水などでは、人間には害がなくても、ハムスターには危険なカフェイン、サポニンなどが添加されたものがあります。
また、アルコールは少量であっても中毒を起こしますので、ビールなどのアルコール類(ノンアルコールでも少量含まれる場合もある)は与えてはいけません。
塩分の多い水は呼吸不全をおこします。
カルシウムイオン、硝酸イオン、シュウ酸などが含まれていると体調を壊します。
ミルクや各種ヨーグルトを与える方もいますが、人間用のものは栄養価よりも添加物による刺激の方が強い場合があるので、基本的に与えてはいけないと考えるのが良いでしょう。
市販されている清涼飲料水、ジュースなどは糖分や添加物が含まれているので、飲んでも与えてはいけないものです。
ハムスターと人間の体の重量から考えても、すぐにわかるのですが、微量な添加物であっても、ハムスターには強度の刺激となることを理解してください。
野菜にしても、果実にしても水分補給という意味あいでハムスターに与える場合には、ハムスターにとって毒となる成分の含まれたものがかなりありますので注意しましょう。
実際に与えた飲み物の例
ちなみに、水以外は禁物とされているハムスターの飲み物ですが、実際に試されている方が特に問題ないとされる飲み物の例をあげてみましょう。
これらの飲み物は病中の疲労回復や食欲不振の際に試されたもので、問題はなかったといっても、常用するとどのような影響がでてくるかはあまり知られていません。
・ポカリスェットを薄めたもの
・子猫用ミルク
・ベビー用麦茶の薄めたもの
・自家製フルーツジュースの薄めたもの
・蜂蜜を薄めたもの
・ブドウ糖を薄めたもの(砂糖水)
・ヨーグルト(フルーチェ)
・リンゴをすった物
・リゲイン(栄養ドリンク)を薄めたもの
・バナジウム水
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