ハムスターの水のセッティング
水やりの留意点
ハムスターの水やりを考えた場合に、まず考えておきたいのは、どのような便利な器具があるかということでしょう。
ハムスターは乾燥環境を好む動物ですが、毎日、新鮮できれいな水を必要とします。
大量には飲まなくてもエサとの関係や体調を整える大切な要素となりますので、ポイントを押さえて水換えのしやすい道具選びが基本となります。
給水方法
ハムスターの飲み水の給水方法は、ケージ内でいつも十分に摂取できるような給水道具を準備します。
普通は設置式の水器か、給水ボトルを利用します。
設置式は安定した容器であれば、何でも良いのですが、水が汚れやすい、こぼれやすいという問題から、家庭用のケージには向きません。
一般にペット用、あるいはハムスター用の給水器といえば、給水ボトルの事を指します。
給水ボトルは、形状も円筒状のもの、平らなもの等、いろいろな種類と容量があります。
ハムスターの成体でも1日10ミリリットル程度の飲水量ですから、大きなものでなくても十分です。
基本的には毎日1~2回は水をフレッシュなものと交換しますので、必要以上の大型のものはセッティングも大がかりで無駄になります。
給水器具の例
給水ボトルの取り付けは、ボトルについている給水口がハムスターの立った姿勢で口が楽に付くところの高さの固定します。
固定のやり方はケージの種類に合わせて異なります。
給水器のタイプを固定方法から分けると以下の3種類です。
取り付け型・・ケージに取り付けるもの
ケージ側面などに付属の留め具や吸盤などの固定具で取り付けるタイプで、衣装ケースや水槽などによく用いられます。
ガラスの水槽では吸盤で固定することができます。
このタイプのユーザーが最も多いようです。
衣装ケースのケージでは、簡単に穴を開けることができますので、固定具の取り付けにも便利です。
吊下げ型・・ふたなどから吊り下げるもの
狭いケージで、ボトルを側面につけるスペースのない時に使われます。
固定式と異なり高さ調節が難しくなります。
据え置き型・・ケージの床に置くもの
一般に大きなケージで使います。
設置もおくだけのため簡単ですが、衛生面や水濡れしやすい問題があります。
給水ボトルの注意点
給水ボトルの材質はプラスチックが一般的です。
飲み口はプラスチック製と金属があります。
給水ボトルは水のこぼれや交換、設置面で有利な点が多いのですが、ハムスターがかじって壊したり、よじ登って脱走するといった問題もあります。
品質の悪いものは耐久性も悪く破損や水漏れといった問題も高まります。