ハムスターの水の悩み
ハムスターの水関連に関する疑問点などをピックアップしてみましょう。
人間の飲み物をあげていいのか
ハムスターは必要な水分を野菜などの食べ物と飲水からとるだけで十分です。
飲水は、特別な水ではなく、水道水で十分です。
多くの飼い主が水道水で問題なくハムスターを育てているようです。
ハムスターにとっては、人工的な添加物や調味量、スパイス、特殊な成分など、人間には無害であってもハムスターの体調をこわすものが多く存在します。
普通の水以外に飲み物を与えるのは、危険性を考えるとやらない方がハムスターのためであると言えます。
よくないものなら飲まないだろうと思いがちですが、ハムスターはかなり甘党なので、甘ければ飲みすぎてしまう場合もあるといいます。
人間の飲むジュースや嗜好飲料などは、飲ませないと決めておくと、間違いはないでしょう。
例外として、離乳していない幼少個体、食欲の無い個体、衰弱した個体などに、栄養補給の意味で水様の飲み物を与える事があります。
しかしそれは特別な場合に限るという事となります。
エサを食べないハムスターには、消化系のトラブルが考えられますので、胃腸薬をヨーグルトで薄めたものや蜂蜜と自家製ジュースの流動食などを与える場合もあるようです。
水を飲まない原因
ハムスターはもともと水を多く必要とはしません。
もしエサから必要水分をとっているのなら、水を飲まなくても生きていけます。
ペレットなどを主食にしている場合に水が飲めないと致命的です。
ドワーフ種であれば、野菜だけで水やりしないで飼うこともできる種もあります。
次に水を飲んでいない場合、給水器の水の出具合の不良がないか確認してみます。
粗悪品では構造上水の出が不十分であったり、給水口が詰まっている場合があります。
ハムスターによっては、飲み方を知らなかったり、人の見ている時には飲まないものもいるようです。
飲み口の位置が悪く、飲めない場合もあるので注意しましょう。
腹水などの疾患や消化器系疾患の場合にも水を飲まない場合がありますが、この場合にはエサの食欲も減退するのが普通です。
急に水ばかり飲む理由
ハムスターは飲水は必要ですが、それほど多くは飲みません。
しかし頻繁に水を飲みたがるのは、水分代謝の疾患が考えられます。
こういう場合には多飲・多尿になりますのでよくわかります。
水分を吸収しすぎると消化系のトラブルもおこりやすくなります。
この場合は下痢などの症状として現れます。