ヤマネの飲水の道具
日本でヤマネとして入手できるのはアフリカヤマネの仲間です。
その中にもいくつか種類があるようですが、一般にヤマネとされるものはアフリカヤマネと考えて良いでしょう。
ヤマネは総じて小柄で素早い動作が特徴で性格は臆病です。
飼育環境の準備
ヤマネは小さくて脱走しやすいので金網のような隙間があるケージは避けた方が良いでしょう。
通気性といった問題もありますが、水槽や衣装ケースが安全です。
60cm程度の容器に小さな網目の蓋をして飼育する方もいるようです。
ヤマネは他の小動物に比べ懐かないとされていますが単独で小さい頃から飼育すると割合懐く個体もいるものです。
もちろん2~3匹の複数飼いも問題なく、複数の場合には大きめの衣装ケースが適しています。
床材は、牧草やオガクズなどを敷いておきます。
エサ入れは、取り付けタイプを利用しても良いでしょうが、ケージに加工が必要です。
簡単なのは鳥の水浴び用の陶器製のものを代用すると重みもあり安定しています。
ケージ内にはリラックスできるよう巣箱を設置してあげましょう。
ヤマネは、いろいろなものをかじる習性があるため口に入っても安全な木製の巣箱が適しています。
巣の中には床材と同じものを敷いてあげます。
また、遊び好きなので、回し車をつけてあげるのももいいでしょう。
立体的に動けるように鳥用の天然の止まり木なども取り付けます。
給水器の配置
このようなケージを整備して最後に給水器の場所を決めてください。
水皿はすぐに水が汚れやすいので衛生面や交換の便利さから、給水ボトルを用意すると便利です。
給水ボトルは給水口が床材に触れない高さで、他の器具から離れた場所が良いででしょう。
もちろんヤマネが飲み難いと困るので楽に飲める高さに設置するのが基本です。
ヤマネは飲み水を準備しておくと自分で飲むようになる場合が多いようですが、給水ボトルのプラスチックの飲み口を齧ってしまい壊す事が多く、飼い主さんが丈夫な金属製のものに交換してあげると今度はボトルの方に穴を開けて水が全部漏れてしまったりと、給水ボトルも結構トラブルがあるようです。
飼い主さんによっては給水ボトルをさらに丈夫なパイプで覆ったり、ガラス製のものに交換したりしていますが、このあたりはヤマネの様子を見ながら工夫する必要があるでしょう。
また、ヤマネのトラブルで多いのは脱走して狭いところにもぐりこんで出てこれなくなったりお風呂の水で溺れるといった場合もあるので、飼育環境では脱走対策といったものを重点的に考える必要があります。
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