ヤマネの水のポイント
ヤマネを飼育するためには毎日水を与えなくてはいけません。
ヤマネは体が小さいので水はあまりたくさん飲めませんが水が不足すると病気になったりストレスを感じたりしますので、いつも十分に新しい水が飲めるように交換する必要があります。
水は残っていてきれいに見えてもヤマネにとっては新しい水かどうかすぐにわかります。
水を交換したとたんにやってきて美味しそうに飲む姿を見れば、ヤマネにとって水がどんなに大切なのかよくわかるでしょう。
どのように水を与えるのか
毎日の水は、水道水が良いでしょう。
ヤマネに与える場合には小型の給水ボトルが便利です。
給水ボトルは汚れが混入しにくいので衛生的に見えますが、中に見えない汚れがつきやすく、小さなボトルは良く洗うのが難しい場合もあります。
また材質が軽量のプラスチックであればヤマネが齧って穴をあけたり割れ口で怪我をする心配もありますので大は小を兼ねるという通り、頑丈な大きめの給水ボトルの方が便利です。
中には給水ボトルに馴染めないヤマネもいますので、鳥の水浴び用の陶器製の器に水を入れて置いておく方もいます。
水を置く場合にはヤマネがまちがって飛び込んだりして濡れたり溺れることの無いよう、深さは浅めにしておくと良いでしょう。
季節の水管理
ヤマネは冬眠する習性がありますが、飼育環境では冬眠の状態を管理するのが難しいので冬でも冬眠しないように飼育します。
温度を20℃以下に下げないようにして、他の季節と同じように水やエサを与えると良いでしょう。
野生のヤマネはいつでも寝ているという具合に良く寝る動物ですが、飼育している場合は、眠っているだけなのか、体調が悪くて寝込んでしまっているのか良く見分ける必要があります。
体調が悪い場合にはエサや飲み水の量が減らないので、こういったところも注意しておきましょう。
夏は気温が高くなりヤマネにとっても辛い季節となります。
ケージ内も隙間が少ないので熱がこもり易く蒸れたりする場合もありますのでエアコンなどで高くても28度前後の温度管理が必要です。
またケージ内にはダニなども発生する場合がありますので残ったエサや床材などの清掃もしっかり行う必要があります。
与えてはいけない飲み物
ヤマネは甘いものが好きな動物ですが、人間が飲むような清涼飲料水などは与えてはいけません。
ヤマネの栄養管理はまだよくわかっていないところがあるのですが、他の小動物(ハムスターやリス)と基本的に同じであると考えて良いでしょう。
人工的な添加物の入った飲み物や砂糖などを含むものは与えないようにしましょう。
カルシウム分を多く含んだミネラルウォーターなども尿結石などの原因と考えられますので与えてはいけません。
水の世話で避けたい事
水の世話は大切ですが、ヤマネは臆病で敏捷な動物なので、絶えず逃亡に注意してください。
わずかなスキがあるとヤマネは逃げ出す場合が多く、逃げ出したら戻ってこない場合がほとんどです。
家の中にはヤマネに危険はものがいろいろありますし、電気のコードなどを齧ると危険です。
毎日の世話ではできるだけヤマネを驚かさないように十分注意して行ってください。
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