いろいろな水の悩み

飼い犬の水の悩みは、犬の世話の中でも飲み水が基本的である事から、いろいろわからない部分も多いようです。

いつも水道水を与えているが、健康上大丈夫かといったものから、水に代わるもっと良い飲み物は無いだろうか、与えてはいけない飲み物はあるかといった心配は、愛犬のために飲み水に気を配る飼い主にとって、自然に生まれる疑問のようですね。

犬にとっての水

まず、普段犬に与える水は、水道水で全く問題ないようです。

子犬の頃から与えている水であれば、それが最も犬にとってはベストです。

犬は喉が乾くと、きちんと訓練を受けた場合を除き、手近にある水ならば、何でも飲んでしまう場合が多いようです。

飼い主がきちんと十分な水を与えない場合、地面にたまった雨水でも、小川や側溝の水でも、つい飲んでしまうこともあります。

犬の健康を考えるのなら、水道水を十分に与えるほうが、衛生的にも良いでしょう。

与えてはいけない飲み物

犬は、健康に良いと考えて水を飲むわけではありません。

水を飲むのは、本能的に喉が渇くためです。

しかし飼い主が与える場合は、それほど飲みたいとは思わなくても、つい嬉しくなって飲んでしまう場合もあります。

水でなくても人間の飲み物などを与えられると飲んでしまってから、体調をこわす場合もあります。

水の他に飲み物を与える場合には、犬にとって害となる飲み物は与えてはいけません。

コーヒーやお茶といったものにはカフェインなどの刺激物が含まれており犬の正常な消化機能を妨げます。

ココアやチョコレート飲料も害があるといわれます。

人間の用いるスパイスなどの香辛料、塩分、糖分の含まれる飲み物も注意が必要です。

ほとんどの犬が大好きな牛乳やヨーグルトも含まれている乳糖を分解できずに消化不良をおこす原因となります。

料理で余ったスープなどは喜んで飲みますが、オニオンやガーリックといったネギ類を使ったものは、犬の赤血球を破壊するので与えてはいけません。

最近ではブドウに犬の腎不全を誘発する物質が含まれているといった報告もあるようです。

市販のミネラルウォーターやスポーツドリンクも、含まれている成分によっては犬に害があるようです。

犬は甘いものが好きなので、清涼飲料水などジュースを与えると喜んで飲みますが、糖分などが過剰となり、内臓にも負担がかかるといわれます。

飼い主が愛犬のために、なにかおいしい飲み物を与えたいという気持ちはよくわかりますが、飲料水は水だけにしていたほうが無難でしょう。

犬とミルク

ちなみに、犬に牛乳を与えることの是非ですが、与えると下痢をおこす犬もいれば、１８年間健康に過ごした犬もあり、犬の体質にもよるのかも知れません。

私の記憶では、乳牛の牛追い犬の寿命は平均数年でダメになると聞いたことがありました。

それだけハードな仕事とも言えそうですが、犬の餌は、毎日ほとんど牛乳ばかりだったように記憶しています。

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