赤ちゃんチンチラの水管理
チンチラの赤ちゃんが生まれるというのは、飼育してても楽しみのひとつですね。
チンチラは一度に3~5匹の赤ちゃんを出産しますから、ほんとに元気に育ってくれると家族が増えたようで、喜びもひとしおです。
ここではチンチラの赤ちゃんの管理から飲水について気をつけておきたいことなどを考えてみたいと思います。
まずチンチラの出産から成長までを一通りおさらいしてみたいと思います。
母親の出産では3匹以上のベビーが生まれるのが一般的です。
チンチラのベビーは生まれた時からすでに毛があって目も開いています。
体重は30~60グラム程度になっています。
すぐに生活できるように体はできあがっています。
出産直後は門歯(切歯)と臼歯の3対ですが、残りの歯は生後1カ月くらいで完全にできあがります。
この時期が離乳と考えても良いのですが、一般に離乳は生後6週目ぐらいと考えて良いでしょう。
すでに出産後1週間で親と同じ食べ物を食べ始める子もいるようです。
生後10週になるとオスは発情をはじめる個体もいますので、チンチラは大人になるのが大変速い動物と言えそうです。
チンチラのベビーで注意する事は、完全な離乳までの水(水分)管理です。
生まれた時のチンチラベビーは頭数によって成長が異なる場合があります。
母親の乳房は2つしかありませんので、どうしてもそれ以上の頭数になると競争が激しくなります。
弱いベビーは十分にミルクを与えられずに衰弱する危険性もありますので、人工授乳などをおこなう必要があります。
しかし人工授乳もそう簡単にはいきません。
チンチラの母親は人間の臭いのついたベビーを飼育放棄したり攻撃する場合があるからです。
そこで母親がベビーの世話をしている時期には、なるだけ日常のケージの清掃やエサ、水交換なども控えめにして、母親を刺激しないように注意します。
人工授乳の際も、ベビーに直接触れることを避け、ビニール手袋などをつけて行う方が良いでしょう。
人工授乳は生後一週間ぐらいまではペット用のミルク(ヤギ用ミルクなど)のみを与えます。
無理な飲ませ方をせず、少しずつ気管や肺にミルクが入らないよう注意してください。
スポイトなどでミルクの水滴をつくり、ベビーの口元に持っていって、自分で吸い取るようにすると良いでしょう。
冷たいミルクは飲めない子がいるので、母親の体温程度に暖めたミルクがベストです。
その後は少しずつ親と同じエサを与えるようにして普通のエサに慣らしていきます。
ミルクにリンゴ片を浸したり青汁や乳酸菌を加える場合もあります。
飼い主はベビーの糞便の状態をよく観察し軟便や下痢の兆候があった時は、ミルクの濃さや加えるものを再度検討してみます。
下痢が続くようでしたら、獣医さんにすぐ相談します。
ベビーが普通のエサを食べ始めるようになるころから、給水ボトルなどで水を飲めるように慣らしていきます。
この時期ごろからエサの食べ方や砂浴び、水の飲み方なども覚えるしつけの時期となり、人間とのコミュニケーション(スキンシップ)も活発にとれるようになってきます。
母親といっしょにしておくと母親の行動を真似て覚えも速いといわれます。