デグーの飲水と環境
デグーの飲水と環境
テグーに飲み水を与える場合、ただ飲み水さえ与えてあげれば良いというものではありません。
テグーの飲み水は健康を維持するための必須でありますし、水が十分に飲めないだけでテグーに与えるストレスもとても大きくなります。
そこでテグーに水を与える時には、喉が渇いたらのむだろうというような感覚ではなく、できるだけ飲みやすい環境を整え積極的に水を飲んでもらうようにする必要があるでしょう。
良く飲み、良く出す(排尿)事はがテグー飼育の基本です。
大きめのケージを準備する
テグーは上下運動が大好きです。
かなりジャンプして乗り越えることができますので50センチ以上の高さを持つケージが必要でしょう。
またテグーは歯が丈夫で何でもかじるのが好きです。
ケージ内に給水ボトルを設置するとプラスチックの場合には穴を開けられて水が流れてしまう事故が多いものです。
ケージ内で給水器を含む設備はかじられても良いように丈夫な材質のものを準備しましょう。
一般にプラスチックなどの樹脂製はかじられる被害が多いようです。
防止策としてはじめからかじり木などを設置したり逆にかじり木を兼ねた木製フィーダーをつけておくと予防できる場合があります。
給水ボトルは大きいサイズの丈夫なものを
テグーは乾燥地帯に住んでいて乾燥環境を好みますが、水は結構多く飲みます。
自然界では水を飲まなくても乾燥にある程度耐えられる体のつくりになっていますが、飼育環境では多く水を飲む個体が多いようです。
ボトル式の給水器を設置する場合は小型動物用のものは造りが弱いものが多く材質もプラスチックが多いのでテグーには向きません。
ウサギ用の給水ボトルかガラス瓶を利用するものが良いでしょう。
飲み口の部分もテグーの歯があたるため金属製のしっかりとしたものを選びます。
テグーはジャンプしますので給水ボトルに体をぶつけてしまう場合も考えてできればケージの外に設置できるタイプが良いでしょう。
湿度を管理する
テグーは湿度40%ぐらいの乾燥した環境を好みます。
給水のトラブルで体が湿るのは衛生的にもテグーによくありません。
また生野菜など水分の多いエサも長くケージ内に置かないようにしたいものです。
テグーの大好きなチモシーなどの牧草も水気にあたると腐敗やカビの原因となります。
テグーの体が汚れても水を使って洗うことはできません。
テグーはお風呂に入れてはいけません。
お風呂のかわりにテグーは砂浴びの習性がありますので定期的に砂浴びをさせてあげると良いでしょう。
砂浴び用の入れ物をケージ内に設置すると飲み水やエサに砂が混入したりして不潔になりやすいので、砂浴びの際は別の容器で行う方が良いでしょう。