幼いデグーの水の世話
幼いデグーの水の世話
デグーの赤ちゃんを育てなくてはならない時、いったいどうしたら良いのか途方に暮れてしまう飼い主さんも多いようです。
ここでは幼いデグーの水の与え方などを説明したいと思います。
デグーの赤ちゃんに水を与える時期
デグーの赤ちゃんは、生まれてから母親の母乳で育てられます。
赤ちゃんが乳離れするまでは、母親にまかせておくのが一番無難です。
無理に赤ちゃんをさわったりさますと母親が育児放棄する場合もあります。
デグーは他の動物と違って自分の子に攻撃することは稀ですが、それでも飼育環境ではストレスが高まってパニックも考えられます。
赤ちゃんは生後二週間ぐらいで、母親の真似で餌に近づいたり、水を飲む真似もやるようになるので、人間が教えなくても大丈夫です。
基本的な水やりの方法
テグーが給水ボトルから飲むようになっても個体によってうまく十分に飲めない場合もあるようです。
普通の水皿なども置いておくと良いでしょう。
水入れは、ハムスターなどのケージによく付いている、壁掛け式のもので大丈夫です。
飲むのが大変そうなときは、小鳥用の据置き型にしましょう。
水を与える入れ物は丈夫なものほど良いでしょう。
デグーの歯は強いのでプラスチック製は噛んで壊す場合が多く、金属製や陶器が良いようです。
幼いデグーは汚れた水を与えたり、体が水に濡れたりするのは禁物です。
水を与える時には、しっかり水が飲めているか、体を濡らしたり、周囲に水をこぼしていないかも良く確認した方が良いでしょう。
万一濡れてしまった時は放置せず乾いたタオルでよく湿りを拭いて乾燥させてください。
体が汚れた場合もぬるま湯で湿らせたティッシュなどでよく拭いて乾燥させてあげます。
水を与える時の注意点
デグーの世話で体を抱く場合は両手脇からそっとすくうようにしましょう。
上から掴んだり、尻尾を持ってはいけません。
上から捕まえるのは猛禽類に襲われるのと同じで本能的に最も嫌います。
また尾はすぐに切れてしまいます。
飼い始めて慣れないうちは、手でさわろうとせず、名前を呼んであげたり、手の匂いを嗅がせてあげるだけでも、デグーとのコミュニケーションがとれます。
あくまでソフトに接する事が大切です。
デグーは人懐っこい性質があり子どものうちから一匹で飼うととても良く懐くものです。
また多頭飼いでもお互い毛繕いし合うぐらい仲良くなる場合もあります。
非常時の給水
デグーの赤ちゃんが何らかの理由で育児放棄されたりする場合には人工授乳を行います。
ヤギミルクなどを代用としてスポイドで与えます。
また病気などで衰弱している場合も薬や流動食、飲み水など同じように与えます。
この場合どうしてもデグーを抱き上げて行う必要がありますがタオルなどでくるむようにすると安心して飲んでくれるようです。