フェレットの子どもは、生後2ヶ月から3ヶ月程度からの飼育が一般的です。
この理由はペットショップで販売されるフェレットの多くがベビーであることでしょう。
この時期はちょうどフェレットの歯が生え変わる時期にあたりますので、まだフェレット用のドライフードをそのままかじって食べる事ができません。
さらに親の授乳によってもたらされた免疫力も効果が落ちてくる時期です。
そこで、エサも食べやすいように水でふやかして消化不良に注意しながら与えるのが普通です。
また消化器も十分に発達していないので、環境の変化、とくに急激な温度変化で下痢になることがあります。
購入時の輸送などのショックで食べ物が十分に消化できず、不用意に水分の多いエサを与えすぎると、やはり下痢になります。
ベビーを迎える時には、水の衛生と消化に細心の注意をする必要があるでしょう。
この時期はフェレットの一生に影響を与えるしつけの時期でもあります。
フェレットはとても賢い動物のため、新しい飼い主とのコミュニケーションを通して、食事の量、食べる時間、トイレ、水の飲み方などを学習して、順応し自分の最適な生活ペースを見つけていく大事な時期です。
フェレットはトイレの場所としてケージの4隅などのコーナーを好みます。
最初は、設定したトイレにうまく用を足せない場合もありますので、できるだけ4隅のスペースは解放しておいた方がよいでしょう。
給水ボトルの設置位置もこのような理由から、4隅は避けた方が良いでしょう。
野生と違って、ペットのフェレットは、すべての生活が人間とかかわりあうことを覚えていかなくてはならないのです。
そこで水の交換やスキンシップといった飼い主の世話は、言葉をかけながらおこなうようにします。
フェレットは人間の表情や言葉の抑揚などに反応して自らの行動を合わせることを学習していきます。
こういった人間とのコミュニケーションが基本的な生活リズムを形成し、また、ストレスを軽減しペットとしての寿命を全うする基礎となります。
フェレットの性格にもよりますが、最初はうまくエサや水が飲めず、トイレもどうしたらよいのか迷ってイライラする場合も多いようです。
このような場合には、飼い主を噛む場合もあるので、注意しましょう。
噛み癖もこの時期を逃すとなかなか治らず不満の度にイライラして噛みつくという行為を繰り返します。
喉が乾いたと感じては、噛みつき、遊びたいと感じても自分の思い通りにならないと、飼い主を威嚇したり噛みついたりします。
こういったしつけも念頭に入れて、毎日の水かえなど日常の世話も声をかけながらおこなっていくことが必要です。
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