フェレットの飲んではいけないもの
フェレットの水に関する悩みは、掲示板などによせられた世話の問題の中でも多くの飼い主の方が持っているようです。
その中でも、フェレットが水を飲まなくなったという例は、かなり深刻な問題と考える必要があるでしょう。
例えばフェレットが水を飲まない理由のひとつが、給水ボトルの飲み方がうまくできないというものです。
給水ボトルはパイプ状の飲み口がついており、先端にストッパーの役目を持つボールがついています。
これを押すと水が出てくる仕組みです。
普通は鼻先や舌などで押して出てくる水を飲むことができますが、フェレットによっては舌で押す事が大変らしく、歯で押してみたり、手で押したりして水を飲む癖のある個体も少なくないようです。
結果として水の出が悪いので、あまり水を飲もうとしなくなったり、飼い主が気づかずに脱水症状をおこしてしまうフェレットもいるようです。
ある飼い主は、水を飲むのに苦労しているフェレットに飲み方を教えてあげるため、自分の指先で押してその水をなめさせてやっていたところ、今度は飼い主の指先についた水しか飲まなくなってしまったという笑えない話もあるようです。
フェレットの中には、ストレスに過敏な個体もいます。
水を飲まないばかりか、エサも食べようとしない場合には、ストレスによって興奮している場合もありますので、ストレスとなっている原因を取り除かないことには、飲食が戻りません。
ストレスには病気などによる体調不良も含まれます。
エサは食べるが、水は飲まないという場合には、給水ボトルの飲み口の位置や高さが悪い、水が詰まって出が悪いといった単純な原因もあります。
まずは給水ボトル周辺のトラブルを改善しましょう。
フェレットの飲み水は給水ボトルが便利なのですが、給水ボトルからの飲み方がわからないのであれば、床置き式の水入れを使用するしかありません。
ところが、フェレットの中には、水を怖がって飲まないというもの、水容器を水遊び道具にして、衛生的な飲み水を与えにくい場合も多いようです。
飼育書では、フェレットはあまりお風呂など必要なく、月に一度軽くシャンプーする方が良いと書かれているものがありますが、フェレットはけして水浴びが嫌いではなく、水が好きな性格であれば、床に置いた水容器でとにかくさかんに遊びますので大変です。
耳に水が入ると感染症の原因にもなります。
よく注意して事故などが無いよう気をつける必要もあるでしょう。
何らかの原因で、どうしても飲み水が飲めず不足している場合には、食事のドライフードを水でふやかして与えるようにして、脱水症状を防ぐようにした方が良いでしょう。
与える場合も、1日数回に分けて少量ずつ与えるようにすると良いようです。