フェレットの水の悩み
チンチラの水管理で最初に考えておきたいのが、どのような方法で水を与えたらよいかということでしょう。
チンチラはそれぞれ個性があるので、水の与え方も様子を見ながら、チンチラに最も適した方法を選ぶ必要があります。
しかし水の与え方にも基本がありますので、最低限は整えておく必要があるでしょう。
水を与える器具
チンチラをケージで飼育する場合は、水の容器を準備しなくてはなりません。
主に床置きの容器か給水ボトル式になるでしょう。
給水ボトルは飲んだ量がわかりやすく、容器が転倒して水をこぼす心配もないので使いやすいでしょう。
給水ボトルの注意点
チンチラに給水ボトルで水を与える場合には、給水ボトルの問題点をよく把握しておく必要があります。
給水ボトルはいろいろな種類や品質のものが市販されていますが、実際に使用してみないと強度、耐久性などがわからない場合があります。
価格にはあらわれにくいため、高価なものが丈夫で使いやすいとは限りません。
多くの給水ボトルが樹脂製のため、接合部分などがはじめから精度がわるく水漏れしやすい品もありますし、飲み口はチンチラが毎日接触する部分なので、金属製などの丈夫なものでないとすぐに磨耗したり破損します。
また、毎日水交換するので、人間の食器と同様洗浄にのために酷使するものです。
プラスチックは慎重にあつかっていても磨耗や破損がおこりますので消耗品と考えておけばよいでしょう。
できればボトル部分がガラス製のものが耐久性は高いと思われます。
ボトルと飲み口などの接合部分にはゴムのパッキンが入っているのが一般的です。
このパッキンが汚れたり、ねじれたまま挿入されたり、劣化しますと水漏れが発生しやすくなりますので注意します。
給水ボトル設置は必ずまっすぐになるようにします。
斜めになると水量の状態で水が噴出したり、出方が悪くなりますから気をつけたいところです。
設置位置もなるべくならチンチラが触れにくいような対策をおこなうと破損事故も防げます。
給水ボトル内の空気と外気の温度差があると水の出方が悪くなったり、出すぎたりします。
またボトル内の空気が多くなるにつれて、飲み口から出る水圧が変化しやすくなるので、理想は水が減る前に十分な水と交換しいっぱいに満たしてあげる事でしょう。
給水ボトルの衛生管理
給水ボトルは思っている以上に汚れやすいものです。
確かに半密閉されたボトル容器の水ですから、異物混入は少ないのですが、外気と遮断されて酸素と触れにくい水は鮮度の低下が早いものです。
飲み口はチンチラの唾液や食べ物のかすで汚れやすく、その部分から空気がボトル内に逆流しているしくみですから、水がすぐに腐ります。
容器は日常は簡単な洗浄であっても月1回は完全に熱湯消毒するようにします。
水の交換は冬であっても1日1回、夏であれば、1日2回以上はきれいな新しい水に交換してください。
冬に比べて夏はチンチラの飲む水の量も増えるようです。
水が減ったら交換するのではなく、減る前に交換という気持ちで行うのが良いでしょう。